第20回演奏会出演予定のソリストのプロフィール

澤江衣里(さわえ・えり) ソプラノ

 

島根県益田市出身。国立音楽大学首席卒業。東京藝術大学大学院修士課程及び博士課程修了。英国歌曲研究により博士号取得。日本学術振興会より奨学金を得て、ロンドン留学。第79回日本音楽コンクール2位入賞。第11回東京音楽コンクール最高位。声楽を永井和子、佐藤峰子に師事。

2006年よりバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のアンサンブル・メンバーとして研鑽を積む。ソリストとして読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、横浜シンフォニエッタ、BCJなどと共演。バッハ《ロ短調ミサ曲》、ヘンデル《メサイア》、ハイドン《天地創造》、ブラームス《ドイツ・レクイエム》、オルフ《カルミナ・ブラーナ》やロイド=ウェバー《レクイエム》など後期バロックから現代まで幅広いレパートリーを持つコンサート歌手として活躍している。

NHKテレビ番組『名曲アルバム』でのバッハ《コーヒー・カンタータ》アリア独唱、NHK-FM『リサイタル・ノヴァ』に出演し好評を得た。2021年、CD「ふるさとの歌。こころの歌。」をリリース。

島根県ふるさと親善大使・遣島使。

 

                                         澤江衣里オフィシャル・ウェブサイト eri-sawae.com

                   (現在MPCのヴォイストレーニングをお願いしている)


中島 郁子(なかじま・いくこ) メゾ・ソプラノ

  

東京都出身。東京藝術大学卒業、在学中に安宅賞、卒業時に松田トシ賞を受賞。同大学院修士課程独唱科修了。イタリア・シエナ・キジアーナ音楽院夏期マスタークラス修了。文化庁海外派遣研修員として、ミラノ市立音楽院等で研鑽を積む。第72回日本音楽コンクール・オペラ部門第2位、ヴェルチェッリ市第56回ヴィオッティ国際音楽コンクール声楽部門第3位、シエナ市第14回ロッカ・デッレ・マチエ国際声楽コンクール第2位、ガルダ湖にて第15回リッカルド・ザンドナーイ国際声楽コンクール・ザンドナーイ特別賞等、多数入賞。

 

2001年びわ湖ホールにてヴェルディ没後100年記念公演「レクイエム」に出演。2004年イタリア・ラクイラ市にて、アブルッツォ州シンフォニーオーケストラ主催のジョイントリサイタルに出演。2012年ヴェルディ『ナブッコ』のフェネーナにて二期会デビュー。同『イル・トロヴァトーレ』アズチェーナでも存在感を示した。その後も日生劇場『セビリアの理髪師』ロジーナ、『魔笛』侍女、二期会『蝶々夫人』スズキ、三部作『修道女アンジェリカ』公爵夫人/『ジャンニ・スキッキ』ツィータ、『ファルスタッフ』クイックリー、びわ湖ホール『ラインの黄金』フロスヒルデ、『ワルキューレ』フリッカ、『神々の黄昏』ワルトラウテ、藤原歌劇団(共催:新国立劇場・二期会)『ランスへの旅』メリベーア夫人等、数々の役を演じている。また、A.バッティストーニ指揮『カヴァレリア・ルスティカーナ』、大阪国際フェスティバルC.デュトワ指揮『サロメ』、チョン・ミョンフン指揮『ファルスタッフ』など、著名指揮者との共演も多い。

コンサートでは、バッハ「ロ短調ミサ」、モーツァルト「レクイエム」「ハ短調ミサ」、ロッシーニ「小荘厳ミサ曲」「スターバト・マーテル」、ヴェルディ「レクイエム」、マーラー「千人の交響曲」「大地の歌」等のソリストとしても高い評価を得ている。

 

二期会会員。東京藝術大学准教授。


中嶋 克彦(なかしま・かつひこ) テノール

 

福岡教育大学芸術音楽科卒業。東京藝術大学大学院修士課程修了。同大学院博士課程修了、博士号取得。2012年より文化庁在外派遣研修員としてドイツに留学。マインツ音楽大学のバロック声楽コースにてClaudia Eder,Andreas Scholl.Konrad Junghänel,Martin Gester,Ton Koopmanらのもとで研鑽を積んだ。

13回日本モーツァルト音楽コンクール第2位入賞。これまでに鈴木寛一、吉田浩之、佐々木典子、吉田由布子、三浦國彦、橋本エリ子、AntonTremmelの各氏に師事。

J.S.バッハ『マタイ受難曲』『ヨハネ受難曲』『クリスマスオラトリオ』『ロ短調ミサ』『マニフィカート』、ヘンデル『メサイア』、ハイドン『四季』『天地創造』、モーツァルト『レクイエム』『ハ短調ミサ』、ベートーヴェン『交響曲第9番』『ミサ・ソレムニス』、メンデルスゾーン『パウルス』『エリアス』『交響曲第2番(讃歌)』、ドヴォルザーク『スターバト・マーテル』、オルフ『カルミナ・ブラーナ』等のソリストとして多数出演している。第53回、54回と2年連続で朝日新聞社主催藝大『メサイア』のテノールソロを務めた。またバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして国内外におけるコンサートや録音にも出演している。近年ではドイツを中心に海外でも活躍の場を拡げている。

 

オペラでは、第50回東京藝術大学大学院オペラ定期公演モーツァルト『コシ・ファン・トゥッテ』のフェルランド役でオペラデビュー。その後、パイジェッロ『美しい水車小屋の娘』(カロアンドロ)『ニーナ』(リンドーロ)、チマローザ『秘密の結婚』(パオリーノ)、モーツァルト『魔笛』(タミーノ)『ツァイーデ』(ゴーマッツ)『バスティアンとバスティアンヌ』(バスティアン)、シューベルト『サラマンカの友人たち(日本初演)』(ドン・アロンソ)、ロッシーニ『セビリャの理髪師』(アルマヴィーヴァ伯爵)『ブルスキーノ氏』フロルヴィッレ、ドニゼッティ『愛の妙薬』(ネモリーノ)、ヴェルディ『椿姫』(アルフレード)『ファルスタッフ』(フェントン)、千住明『隅田川(初演)(商人)『万葉集(初演)(中大兄皇子)、また新国立劇場においても、R.シュトラウス『サロメ』(第1のユダヤ人)、ツィンマーマン『軍人たち(日本初演)(3人の若い仕官1)、ビゼー『カルメン』(レメンダード)、新国立劇場オペラ研修所公演プーランク『カルメル会修道女の対話』(司祭)などに出演している。


加耒 徹(かく とおる) バリトン

 

福岡県出身。

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同声会賞受賞。同大学院音楽研究科修士課程を首席で修了。大学院アカンサス賞受賞、武藤舞奨学金を受ける。

第55期二期会オペラ研修所を総代で修了。最優秀賞および川崎靜子賞受賞。

 

バッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバーとして「マタイ受難曲」「メサイア」などをはじめ多くの公演でソリストとして出演し、2021年の「エリアス」ではタイトルロールとして絶賛された。

2020年英国グラモフォン賞を受賞した『マタイ受難曲』CDではソリストを務めている。

 

歌曲の演奏に定評があり、ドイツ歌曲やイギリス歌曲、ロシア歌曲など、時代問わず幅広いレパートリーを持ち各地のホールでリサイタルを行なっている。

 

オペラでも、日生劇場オペラ『ドン・ジョヴァンニ』にタイトルロール、日生劇場『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、日生劇場『ルチア』エンリーコ、二期会『ナクソス島のアリアドネ』ハルレキン、二期会『金閣寺』鶴川、二期会『光太夫』タイトルロールなど、多くの作品に出演。

2021年8月には二期会『ルル』において、急遽代役として難役シェーン博士を演じ、表現豊かな演唱で観客を魅了した。

2019年は日生劇場主催『アラジンと魔法のヴァイオリン』アラジン王子役として全国でツアーを行なう。

2018-19日本フィル&サントリーホール《とっておきアフタヌーン》では、シーズンを通しナビゲーターを務めるなど、MCにも定評がある。

 

Jリーグ「アビスパ福岡」の熱狂的サポーターとして知られ、

2021&2022明治安田生命Jリーグ開幕戦ではアビスパ福岡ホームスタジアムでの国歌独唱も行う。

 

第20回友愛ドイツリートコンクール第2位。日本歌曲賞、日本Rシュトラウス協会賞受賞。

2014年シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。

2021年9月に3rdアルバム【moment-歌道-】をリリース。

 

NHK-FM【リサイタルノヴァ】出演。

テレビ朝日【題名のない音楽会】出演。

 

女声合唱団「サーナ・テクセレ」音楽監督。

洗足学園音楽大学非常勤講師。

二期会会員。


能登伊津子(のと・いつこ) オルガニスト

 

 

桐朋学園大学音楽学部ピアノ科、グレゴリオ音楽院オルガン本科、専攻科卒業。オルガンを鈴木雅明、岩崎真実子の各氏に師事。

1994年白川イタリアオルガン音楽アカデミーに於いてピストイア賞受賞、翌年イタリアピストイアオルガン音楽アカデミーに招待される。

1998年スペイン政府より奨学金を得てダローカ国際古楽セミナーに参加。オルガン、チェンバロ奏者として、数多くの演奏会やCD録音に出演している。初期イタリア、スペインバロックをレパートリーとするアンサンブル「メディオ・レジストロ」のメンバー。CD「メディオ・レジストロ」、「スパニッシュ・プログレッシヴ・バロック」(レコード芸術誌 準特選盤)をリリース。

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Machida Philharmonic Chorus

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