故荒谷 俊治 音楽監督
あらたに・しゅんじ
(愛称:アラヤン)
1930年4月広島生れ、九州大学法学部・文学部卒業。指揮を石丸寛、作曲を髙田三郎の各氏に師事。1969年 文化庁在外芸術研修員として合衆国とヨーロッパ留学、クリーブランドとニューヨークでジョージ・セルに師事。1970年春
クリーブランド管弦楽団を指揮、秋は東京バレエ団ヨーロッパ公演に招かれて、各地のオーケストラを指揮。1970年春 クリーブランド管弦楽団を指揮、秋は東京バレエ団ヨーロッパ公演に招かれて、各地のオーケストラを指揮。
東京フィルハーモニー交響楽団指揮者、名古屋フィルハーモニー交響楽団常任指揮者を歴任し、国内外で活発な演奏活動を行う。2002年 東京都文化功労者表彰。2003年2月~2012年6月
日本指揮者協会会長(現在は顧問)三木稔『春琴抄』等の創作オペラや日本の伝統に根ざした新しい音楽にも力を注ぎ、廣瀨量平、肥後一郎、池辺晋一郎、木下牧子、信長貴富etc.の合唱曲も好んで演奏している。1975年~2011年4月 町田フィルハーモニー交響楽団音楽監督・常任指揮者、桂冠指揮者。
2000年から合唱団、管弦楽団を帯同して、ウィーン楽友協会大ホール、ベルリンフィルハーモニーホールなど、世界の名ホールで演奏を行う「世界名ホール巡り」を展開した。2018年5月に町田市名誉市民顕彰を受けた。町田フィルハーモニー合唱団(MPC)では1995年の創立以来、音楽監督であった。
2020年1月1日、第19回演奏会を振ることもなく惜しまれつつ急逝された。享年89。
辻 秀幸 常任指揮者
つじ・ひでゆき
声楽家・合唱指揮者。幼少期よりヴァイオリン・ピアノ・フルート・金管楽器・作曲を学び、町田 市立町田第5小学校・第一中学校、都立狛江高校を経て東京芸術大学声楽科及び同大学院独唱 科修了。声楽を水谷久子、関種子、伊藤武雄、下野昇、渡漫高之助、宗教音楽を小林道夫、佐々木正利の各氏に師事。1985 年イタリアのミラノを中心にヨーロッパヘ音楽遊学。 L.グウアリ ーニ女史、F.タリアヴィーニ、ウィーンではノートンヴェルシュ、ドイツでは H.リリングの 各氏に師事。1986 年イタリアのノバラ市国際声楽コンクール入賞。その後欧州数都市で「第九」 のソリストを務め、各地でコンサートに出演し好評を博す。国内でもドイツ・イタリア・日本歌 曲を中心に各地でユニークな活動を展開する。特に宗教音楽の演奏家としての活躍は目覚し く、ソリスト、福音史家、指揮者として、その活動は国内外に渡り常に注目を集めている。現 在指導に当たっているアマチュア合唱団は十数団体に及ぶ。国内各地での合唱コンクール審 査、講習会講師も多く勤めている。共著に『わかって歌おうシリーズ CD 付き解説書:レクイエ ム発音講座』、同シリーズ『フィガロの結婚』がある。東京芸術大学・洗足学園音楽大学各講師、日本合唱指揮者協会 理事、東京都合唱連盟理事長。町田フィルハーモニー合唱団では 2017 年より常任指揮者。
田中 エミ 合唱指揮者
たなか・えみ
1980年生まれ。福島県会津若松市出身。幼少より教会に通う中、讃美歌やオルガン音楽に出会う。8歳から13歳までをアメリカ合衆国オレゴン州で過ごし、そこで初期の音楽教育を受けた。
帰国後、中学校で合唱を始める。会津若松市立一箕中学校、会津女子高等学校(現:葵高等学校)を経て、2003年に国立音楽大学音楽学部音楽教育学科(音楽教育専修)を卒業。大学では松下耕氏ゼミにて合唱指揮・指導法を学ぶ。在学中から現在まで栗山文昭氏のもと研鑽を積み、数多くの演奏会、レコーディング、海外公演等に参加している。
合唱指揮者としては子どもから大人まで幅広い年代の合唱団やアンサンブルと活動している。
TOKYO CANTAT 2012「第3回若い指揮者のための合唱指揮コンクール」第1位を受賞。同時にノルウェー大使館奨学金を得て、2013年にノルウェーとオーストリアへ短期留学。エルヴィン・オルトナー、カール・ホグセット各氏のもと合唱指揮と発声法を学ぶ。オーストリア滞在中にはアーノルド・シェーンベルグ合唱団の一員としてザルツブルグ音楽祭2013に出演。
Tokyo Cantatにおいては2009年以降、サイモン・キャリントン、エルヴィン・オルトナー、カール・ホグセット、カスパルス・プトニンシュ、グレーテ・ペダーシェン、スィグヴァルズ・クリャーヴァ各氏のアシスタントを務める。2015年のJCAユース・クワイアではアシスタント・コンダクターとしてマリア・ギナンドのサポートをした。
NHK東京児童合唱団→渋谷区少年少女合唱団の指導者を経て、現在はフレーベル少年合唱団指揮者として男の子たちと奮闘している。2021年にはマニラと沖縄の子どもたちを合唱でつなぐ国際交流オンラインプロジェクトを企画・運営。
鍵盤奏者としては2018年と2019年に福島県立会津高等学校のピアニストとしてNHK全国学校音楽コンクール、全日本合唱国コンクールに出場。
また2022年3月、武蔵野音楽大学別科器楽コース(オルガン専攻)修了し、オルガニスト石丸由佳氏のもと現在もオルガンを勉強中。2023年11月に女声合唱団II組が信長貴富氏に委嘱した『女声合唱とパイプオルガンのための 詩篇』(赤坂有紀 指揮)の初演にオルガンで参加した。
合唱指揮を松下耕、器楽指揮法を高階正光、今村能、ピアノをヒロコ・ネルソン、加藤敦子、南節子、声楽を大竹典子、瀬川武、田中淑惠、発声法をカール・ホグセット、オルガンを石丸由佳の各氏に学ぶ。
一般社団法人「音楽樹」会員。国際合唱連合(IFCM)会員。合唱、オルガン、子どもちたち。多くの方たちとの交わりの中で、これらの3つの宝ものを繋げていくのをライフワークとしている。
HP:2023年12月8日更新
澤江衣里 ヴォイストレーナー ソプラノ
さわえ・えり
島根県益田市出身。国立音楽大学首席卒業。東京藝術大学大学院修士課程及び博士課程修了。英国歌曲研究により博士号取得。日本学術振興会より奨学金を得て、ロンドン留学。第79回日本音楽コンクール2位入賞。第11回東京音楽コンクール最高位。声楽を永井和子、佐藤峰子に師事。
2006年よりバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のアンサンブル・メンバーとして研鑽を積む。ソリストとして読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、横浜シンフォニエッタ、BCJなどと共演。バッハ《ロ短調ミサ曲》、ヘンデル《メサイア》、ハイドン《天地創造》、ブラームス《ドイツ・レクイエム》、オルフ《カルミナ・ブラーナ》やロイド=ウェバー《レクイエム》など後期バロックから現代まで幅広いレパートリーを持つコンサート歌手として活躍している。
NHKテレビ番組『名曲アルバム』でのバッハ《コーヒー・カンタータ》アリア独唱、NHK-FM『リサイタル・ノヴァ』に出演し好評を得た。2021年、CD「ふるさとの歌。こころの歌。」をリリース。
島根県ふるさと親善大使・遣島使。
澤江衣里オフィシャル・ウェブサイトeri-sawae.com
山本悠尋 ヴォイストレーナー バリトン)
やまもと・ゆきひろ
(下記は横浜シティ合唱団ホームページよりのプロフィール)
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。アカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。第62回「藝大メサイア」にてソリストを務める。
「期待の音大生によるアフタヌーンコンサート」に出演。東京芸術大学大学院独唱専攻を首席にて修了。
大学院アカンサス音楽賞、武藤舞賞を受賞。2018年からイタリアで研鑽を積み、各地で〈ドン・ジョヴァンニ〉タイトルロール、〈愛の妙薬〉ベルコーレ役、〈セヴィリアの理髪師〉タイトルロール、〈カヴァレリア・ルスティカーナ〉アルフィオ役等を演じる。
宗教曲ではバッハ〈ヨハネ受難曲〉、〈マタイ受難曲〉、〈カンタータシリーズ〉、ヘンデル〈メサイア 〉、モーツァルト〈レクイエム〉、ベートーベン 〈交響曲第9番〉、オルフ〈カルミナブラーナ〉等のソリストを務める。声楽を故長町順史、寺谷千枝子、ジャンニ・マッフェーオ、エウジェーニオ・フォッリアーティ、ルチア・マッザーリアの各氏に師事。トレヴァーピノック、ダグラス・ボストック、鈴木雅明、井上道義の各氏と共演。第59回全日本学生音楽コンクール高校生の部東京大会第1位。第9回藤沢オペラコンクールファイナリスト。第4回伊アルトゥーロ・ペッシーナ・オペラコンクールファイナリスト。
「バッハ・コレギウム・ジャパン」、「プロムジカ使節団」声楽メンバー。
榮 萌果 ピアニスト
さかえ・もえか
神奈川県立弥栄東高等学校音楽コース(現弥栄高等学校芸術科)を経て、東京音楽大学ピアノ科卒業。ピアノアンサンブル卒業演奏会に出演。及び同大学大学院音楽研究科鍵盤楽器研究領域(伴奏)修了。
2010.4~2013.3、同大学ピアノ伴奏助手を務める。大学在学時より、アンサンブルを中心に数多くのコンサートに出演。これまでにピアノを李承姫、伊達ナナ、白石光隆、川上昌裕の各氏に、ソルフェージュを李承姫、古曽志洋子の各氏に、伴奏法を山洞智、広瀬宣行の各氏に、室内楽を浦川宜也氏(Vn)に師事。現在、神奈川県立弥栄高等学校芸術科(音楽)非常勤講師。アンサンブル・ヴァリエメンバー
山本 達郎 ピアニスト
やまもと・たつろう
昭和音楽大学器楽学科ピアノ音楽コース卒業。在学当時から声楽に興味を持ち、声楽学科の学生の伴奏を多く務める。